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ポール・R・シーリィ
米国ラーニング・ストラテジーズ社の設立者。フォトリーディング・ホール・マインド・システムの開発者。ミネソタ大学・理工学部にて学士号、およびセント・トーマス大学院・人文学科にて修士号を取得。ビジネス界をはじめ各界から注目される神経言語プログラミング(NLP)および加速学習分野における世界的権威。講演歴多数。世界各国の企業や政府のコンサルタントも務める。主な著書に『The Photoreading Whole Mind System』『Natural Brilliance』などがある。 |
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フォトリーディングを上達させる秘訣は、あなたの役に立つように使う、ということです。
とてもシンプルなこと。 ただ、それを使えばいいのです。
単調なドリルをひたすら機械的に繰り返す速読法の練習とは違って、
フォトリーディングでは、楽しく、目的を持って文書と関わることを勧めています。
そうすることで、技術はより早く継続的に向上していきます。
「苦労なくして報いなし」という言葉は、こと脳の働きに関してはナンセンスです。
自分を痛めつけても、フォトリーディングの腕は上がりません。
すべての文書にフォトリーディング・ホール・マインド・システムを活用することが、
上達のための最善の方法なのです。
また自己啓発や能力開発のために本を読む際に、このシステムを応用すると、
その価値は特に豊かなものとなります。
フォトリーディングのスキルを高めることで、生活全体の質が向上するという事実を、
ぜひ、あなた自身で確かめてください。
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目と脳を直結させる |
非常に速いスピードで読むことができる人は、文字のかたまりをイメージとして読んでいます。
つまり、目から脳への直接的な情報伝達によってリーディングを行なっているのです。
彼らは、意味を理解するために、ページ上の文字を頭の中でいったん音声に置き換える、
ということを必要としません。
言葉の音声化は、文字情報の理解に必ず必要な要素ではないということが、
研究の結果わかっています。
文書を読む際は、情報の伝達を、目だけに頼るようにしましょう。
私たちの多くは、長い間、文書を処理する際、
相反する二つの情報に頼る習慣を築いてきました。
書かれていることを理解するのに、
視覚からの情報と聴覚からの情報の両方を利用しているのです。
おそらくあなたの脳は、一晩ではその習慣を断ち切ることはできないでしょう。
新しい習慣を身につけていくためには、まず読書の際にリラックスすることが大切です。
1、2回読んだだけできちんと理解しようと、がんばらないことです。
そして、フォトリーディング・ホール・マインド・システムのステップをひとつでも実行したら、
その都度、自分を褒めてあげましょう。 |